千葉県議会議員『松戸たかまさ』の県政レポート

千葉県議会議員「松戸たかまさ」の考える政策、議会で取り上げた政策を中心に、出来る限り分かりやすく書いていきます。

北総鉄道23期連続の黒字決算、運賃値下げで輸送人員12.5%増加

北総鉄道の2023年3月期の決算が発表されました。最終利益は17億5,800万円となり、23期連続の黒字となりました。ピーク時の2000年3月期には累積損失は447億円に上っていましたが、ようやく解消されることとなりました。


12年前の初当選以来、取り組んできた北総鉄道の運賃問題。「日本一運賃が高い鉄道」とも言われてきた北総鉄道の運賃が大幅に値下げされたのが、2022年10月でした。


値下げ率は平均15.4%であり、特に通学定期については64.7%の大幅値下げとなっています。抜本的な値下げは開業以来初めてです。今回、値下げ後初の決算であったため、その収支が注目されていました。


新型コロナウイルスの影響が軽微になったことや、運賃が大幅に値下げされたことにより、輸送人員は前年度比12.5%増の3,531万人となりました。特に大幅に値下げをした通学定期の利用者が、昨年10月以降に3割程度も増加しました。北総鉄道によると「多くの学生が自転車などから切り替えてくれたようだ」とのことです。


一方で、原油価格の高騰などマイナス要因もあったため、輸送人員の増加だけでは運賃値下げ分をカバーすることができなかったようです。結果として最終利益が前年度比で0.7%の減少となりました。


今後も、運賃値下げや物価高騰の影響をカバーできるよう、より多くの方に利用していただける北総鉄道を目指して取り組んでいきたいと思います。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

千葉県の物価高騰対策 〜5月補正予算案について〜

本日、臨時議会が開かれ、物価高騰への対応にかかる5月補正予算案についての審議を行いました。


今回の補正予算規模は209億2,900万円。
財源の内訳は、国庫支出金が149億2,900万円、千葉県がこれまで積み立ててきた災害復興・地域再生基金の繰入が60億円となっています。


今回の物価高騰対策として、何故「災害復興・地域再生」のための基金を取り崩すのでしょうか?
この点については、ロシアのウクライナ侵攻等による物価高騰は災害のようなものであり、物価高騰で苦しむ子どもたちへの支援は地域再生につながるものである、という少々苦しい説明がありました。


今回の補正予算による事業は次の通りです。


<生活支援>
(1)子どもの成長応援臨時給付金:54億円
小学校 1年生から中学校3年生までを対象に1人当たり一律 1万円の給付金を支給します。所得による制限はありません。
これは物価高騰の影響を踏まえ、習い事や体験活動等にかかる負担を軽減しようとするものです。


(2)高等学校等新入生臨時給付金:6億円
公立・私立高等学校等の新 1年生(県内在住)を対象に、1人あたり一律 1万円を支給します。所得による制限はありません。
これは物価高騰の影響を踏まえ、制服や教材等の購入費の負担を軽減しようとするものです。


(3)低所得の子育て世帯に対する給付金:1億500万円
物価高騰に直面する低所得のひとり親世帯を支援します。児童1人あたり一律5万円です。


(4)県立学校の給食における物価高騰対策事業:2,400万円
急激な給食費の値上げを防ぐため、食材費の高騰分について県が負担します。


(5)LPガス料金負担軽減支援事業:23億4,000万円
LPガスは国の支援対象とならないため、LPガス利用世帯等に対して 1世帯あたり2,400円の支援を行います。


<事業者支援>
農業者や漁業者、畜産業者、医療機関、社会福祉施設、貨物運送事業者、地域公共交通事業者等に対して、物価高騰分の一部を支援します。合計124億6,000万円です。


今回、子どもたちへの支援を行うことになりましたが、その対象が小学校 1年生から高校 1年生までに限定されていたため、その理由を求める声を多数いただきました。県の回答は以下の通りです。


文部科学省の「子供の学習費調査」(2021年度版)によると、保護者が支出した習い事などの学校外活動費は、公立幼稚園の園児で年間約9万円、公立小学校の児童で約24万円、公立中学校の生徒で約36万円、公立高校(全日制)の生徒で約20万円となっています。そのため、小学生・中学生の習い事等にかかる経費の負担を軽減するために、 1万円の支給を行うとのこと。


また、学習費総額は、公立高校(全日制) 1年生で約62万円だったのに対して、2年生と3年生は約45万円であるため、高校 1年生の制服や教材の購入費の負担を軽減するために 1万円の支給を行うとのことでした。


尚、振り込みについては小中学生は住んでいる市町村を通して、高校生は通っている高校を通して給付される見込みです。また給付の時期については、小中学生は市町村によって変わる可能性があります。高校 1年生に対する支給の時期は、「未定だが、できるだけ早く給付する」とのことでした。


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4期目、トップ当選!

千葉県議会議員選挙が3月31日から4月8日の日程で行われました。
今回は定数7人に対して10人が立候補する激戦でした。

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本当にたくさんの方にポスター貼りや街頭・駅頭演説、事務所内作業のお手伝いをいただきました。
これまでの選挙戦と比較しても、非常に多くの方に集まっていただき、日毎に盛り上がった選挙戦でした。

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本当にみんなクタクタになりながらも、全てを出し切った選挙戦でした。
支えてくださった方々、応援していただいた方々には感謝してもしきれません。
結果として、4期目の当選を果たすことができました。
23,523票もの票を頂き、トップ当選というありがたい結果をいただきました。

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ただし、これがゴールではなく、これはスタートです。
これからも千葉県のため、そして松戸市のために頑張ります!!

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松戸たかまさ

3,000回目の議会報告

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伝える政治、説明する政治を実現するために、毎日のように続けている駅頭での議会報告。
とうとう3,000回を達成しました。

さらに通りかかった方には「最初の頃から見ているけど、演説上手くなったわね!」というお褒めの言葉も頂きました。
「継続は力なり」ですかね。

これからもしっかりと続けたいと思います。

千葉県議会議員
松戸たかまさ

2023年予算委員会 〜ヘルメット着用での質疑〜

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千葉県の予算委員会が開催されました。

前日の委員会中に、天井から議員席の真ん中(私の席の斜め後ろ)に部材が落下してきたため、急遽、議場にいる全員がヘルメット着用で開催されることとなりました。

ようやくマスクを外して質問ができるようになったと思ったら、今度はヘルメットです。

今回は、学校現場における新型コロナ対策(マスク着用や黙食、学校行事等の制限緩和について)や150周年記念事業、地域の道路問題などを取り上げました。

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松戸たかまさ

東松戸駅前の安全対策

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東松戸駅の道路ですが、地元の方々から横断歩道設置の要望を多数いただいておりました。
横断歩道の設置を一般質問等で粘り強く提案してきた結果、千葉県警に調査していただき、ようやく設置していただけました。
東松戸駅での駅頭演説中にも、本当に多くの方から感謝いただき大変励まされました。

引き続き、要望をいただきながら地域の課題を解決できるよう取り組んで参ります。

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松戸たかまさ

千葉県誕生150周年

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2023年は、1873年に木更津県と印旛県が合併して千葉県が誕生してから150周年を迎える節目の年となります。

本日より2月議会が開会しましたが、そこで審議する来年度予算の中には、千葉県誕生150周年を記念するオープニングイベント(松戸市で開催予定)や、オリエンタルランドさん(東京ディズニーリゾートの運営会社)と連携した文化イベントなどの予算も含まれています。

千葉県のブランド価値を高めることができるようなイベントにしていきたいと思います。

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松戸たかまさ

熊谷知事との対談 〜千葉県と松戸市との連携〜

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 松戸市の発展のためには、千葉県との緊密な連携が必要不可欠です。先日、熊谷知事と対談をさせていただき、松戸市と千葉県の連携というテーマを中心に次の4つのテーマについて質問しました。
1、市町村(特に松戸市などの東葛地域)との連携について
2、防災について
3、北千葉道路について
4、DX推進・行財政改革について


1、市町村(特に松戸市などの東葛地域)との連携について
<松戸たかまさ>
 先日、知事に松戸市までお越しいただき、松戸市の課題に関する意見交換をさせていただきました。こうした機会はこれまでなかったことであり、非常に有意義な意見交換をすることができたと考えております。本当にありがとうございます。
 コロナ禍への対応や北千葉道路の建設、県立児童相談所の新設、県立西部図書館の統廃合、防災、防犯など千葉県と松戸市とで連携しながら進めていかなければならないテーマはたくさんあります。これからもより一層、千葉県と松戸市とで連携を図りながら、地域の課題解決に向けて一緒に取り組んでいただければと思いますが、今後の市町村、特に松戸市をはじめとする東葛地域の自治体との連携の在り方についてお考えをお聞かせください。

<熊谷知事>
 東葛地域は多くの県民が住む重要なエリアですが、人口減少などに苦しむ南房総や外房と異なり、各市がある程度自立できるため、県と市との連携が十分に進んでこなかった側面があります。私が就任後、東葛地域に何度も足を運んでおり、各市と県とで戦略を共有するようにしています。昨年、松戸市に訪問した際には東葛地域のまちづくりや、東葛北部保健医療圏における医療提供体制の課題について、市長や松戸県議をはじめ多くの関係者と意見交換をしました。このように戦略を共有することで、各施策の展開を促進し、県全体の活力向上につなげていきます。

<松戸たかまさ>
 松戸市に住む方々からは、千葉県は遠い存在であり、県がどのようなことをしているのか、また千葉県と松戸市がどのように連携しているのか分かりにくいとのご意見を度々頂いています。是非、熊谷知事には、引き続き松戸市と連携し、地域に寄り添った県政運営を行っていただきたいと思います。

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2、防災について
<松戸たかまさ>
 松戸市は江戸川を中心に、坂川や国分川など様々な河川に囲まれております。最近は各地で豪雨災害が頻発しており、住民の方々から河川の氾濫や冠水の被害に対する心配の声を頂いています。
 また千葉県でも、首都直下地震をはじめとする大規模地震が高い確率で発生すると予想されており、家屋の倒壊や大規模火災、多数の帰宅困難者の発生なども不安視されています。
 熊谷知事はICTなどを活用した災害対応能力の向上や、インフラの強靭化により、千葉県を日本一の防災県にするという考えを示されていますが、千葉県と松戸市との連携という観点から、どのように地域防災力の向上を図っていこうとお考えでしょうか、お聞かせください。

<熊谷知事>
 豪雨災害が多くなる中、あらゆる関係者が協働し、地域全体で水害を軽減させる対策を進めています。江戸川流域についても、流域治水協議会を設置の上、流域治水プロジェクトを策定し、実施しているところです。また、坂川などについては、県・市町村がとるべき行動を時系列で整理したタイムラインを作成するとともに、危機管理型水位計を設置し、よりきめ細やかな河川の監視体制を構築しています。

<松戸たかまさ>
 防災については松戸市単独でできることには限界があります。県がリーダーシップを発揮し、広域的に災害対策を行うことで、効果的かつ効率的な災害対策が可能になると考えます。
 私も初当選の際に東日本大震災復旧・復興特別委員会のメンバーとなって以来、一貫して災害対策に力を入れて取り組んで来ました。引き続き、熊谷知事地におかれましては千葉県を日本一の防災県とするために、一緒に取り組んでいただきたいと思います。


3、北千葉道路について
<松戸たかまさ>
 北千葉道路については、松戸市や市川市内の道路の渋滞緩和や、地域産業の活性化にもつながることが期待されています。そのため、松戸市の方々からは、早期の全面開通を求めるご意見を多数頂いています。今後、早期の全面開通に向けてどのように取り組まれるのでしょうか。
 また北千葉道路の開通にあたっては、松戸市など沿線自治体と連携しながら、積極的に北千葉道路の沿線地域を有効活用し、地域の発展につなげていくべきだと思いますが、お考えをお聞かせください。

<熊谷知事>
 北千葉道路は、本県にとって大変重要な道路です。市川市と松戸市の区間は、測量が完了し、今年度から地質調査や道路線形の設計をはじめています。また、成田市区間では、橋梁工事や道路改良工事を進めているところです。引き続き、早期の全線開通に向けて取り組んでいきます。
 松戸県議のおっしゃるとおり、道路整備と併せて周辺のまちづくりを進めることが重要です。県としても重要なエリアと認識しており、産業用地整備も含め、松戸市や周辺市と連携しながら広域的な調整を県として担っていきます。

<松戸たかまさ>
 非常に前向きなお話をいただきありがとうございます。松戸市内ではまだ開発余地のある地域に北千葉道路が建設される予定となっています。県と市で連携しながら、地域の発展につながる開発を進めていければと思います。

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4、DX推進・行財政改革について
<松戸たかまさ>
 限られた財源や人員の中で、県民の皆さんに満足していただける行政運営を行うためにDXの推進が必要だと考え、私もこれまで県議会で提言し続けてきました。ただ、DX推進など新しいことへの挑戦については、千葉県は非常に慎重な姿勢であり、中々進まないこともありました。
 千葉市長時代からデジタル化や行財政改革について全力で取り組んでこられた熊谷知事には、スピード感をもってDXを導入し、行財政改革を全力で進めていただきたいと思います。この点について熊谷知事のお考えをお聞かせください。

<熊谷知事>
 就任後にデジタル改革推進局を新設し、庁内のデジタル化はもとより、市町村も含めたDX推進に着手しています。オンラインで手続きが可能なものを拡大し、県民や事業者の時間を返すなど、行財政改革に取り組んでいきます。そのためには、庁内の意識改革が重要で、形式的な業務を見直すこと、電子決裁や様々なITツールを使いこなすこと、職員提案による業務改善の動きを加速化させること、新たなことにチャレンジする組織文化の醸成などが一歩ずつ進んでいます。

<松戸たかまさ>
 これまで長年にわたって作られてきた組織文化を変えることは簡単ではないと思いますが、行政でもDX推進は必要不可欠だと考えています。私も全力で取り組みますので、熊谷知事におかれましても、引き続き県政を前進させることができるようともに取り組んでいただければと思います。本日はありがとうございました。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

新規事業54件・未来への投資、熊谷カラー鮮明に

千葉県の2023年度一般会計当初予算案が発表されました。
総額2兆1971億2500万円にのぼり、新型コロナ対策費を除くと過去最大の予算規模となります。今回は多くの新規事業を計上し、「未来への投資」を強く意識した内容となっています。確実に前年度よりも熊谷知事の意向が強く打ち出された内容になっています。今回の予算案の特徴は次の通りです。


1、新規事業54件、直近10年で最多
今回の予算案は、多くの新規事業を計上したのが特徴です。新規事業は54件、一部新規を含めると91件にのぼり、直近10年で最多となりました。県の将来的な発展につなげるためいくつもの「調査・研究」を行う予定で、経済活性化を目指しています。
例えば「新たな産業・地域づくりに関する基礎調査事業」(5000万円)では、北千葉道路沿線や成田空港、かずさアカデミアパーク、幕張新都心、柏の葉などの地域の将来性や優位性に関する調査を行う予定です。また、洋上風力発電の導入に関連し地域経済活性化につながる基礎調査(3000万円)も行う予定となっています。


2、子育て施策の充実へ
第3子以降の公立学校給食無償化を継続するために、11億6500万円を計上しています。また保育の質を充実するために、自然体験活動を取り入れる幼稚園や保育所を県が認証し支援する事業を始めることとなります。
また病気の親や幼い兄弟を世話する「ヤングケアラー」と呼ばれる子どもの支援には、2.5倍となる2145万円を計上しました。ヤングケアラーや関係者が悩みを打ち明けられるオンラインサロンを開設し、SNSでのPRを強化します。


3、千葉県誕生150周年、オリエンタルランドと連携へ
今年は千葉県が誕生してから150周年となります。千葉県は東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドさんと包括連携協定を締結し、県内各地で記念パレードを行っていただくことになりました。詳細は未定ですが、非常に楽しみです。


4、コロナ対策については当面延長へ
国では感染症法上の位置付けを、5月8日から5類相当に移行する方針を表明しましたが、具体的な対応が決まるまでは、千葉県として対策を継続するとのことです。2818億3700万円を計上し、病床や宿泊施設の確保、臨時医療施設の運営、自宅療養者支援などの対策を進めます。感染状況に対応するため約半年分の予算を確保しました。


5、千葉県の借金は3年連続減少
県債残高は2兆9418億円となり3年連続で減少しています。3兆円を切るのは2013年度以来10年ぶりです。一方で社会保障費は高齢化の進展などにより約159億円増加となりました。今後の財政負担の増加には注視が必要です。


なお、同時に発表された2月補正予算案についても大胆な内容となっています。
物価高騰対策として、7200万円の予算を計上し、生活が苦しい方に対して食糧支援を行うフードバンク等の団体に、100万円を上限に運営費を補助することになります。
また子ども食堂を運営する団体にも補助事業を新設し、4,800万円を計上しました。


引き続き、熊谷知事と連携しながら、千葉県の未来につながる政治を行っていきたいと思います。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

県道松戸原木線の交差点改良、信号機設置

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県道松戸原木線の交差点改良、信号機の設置が完了しました。千葉県警、千葉県、松戸市に頼みこんで、何とか地域の方々の要望を実現できました。

本来は1年前に完了予定だったのですが、世界的な半導体不足等の影響で入札不調となり、年度を跨いで延期。地域の方々には本当に心配をおかけしましたが、とりあえずホッとしました。

これからも1つ1つ地域の課題を解決していきたいと思います。

千葉県議会議員
松戸たかまさ
livedoor プロフィール

松戸 たかまさ

1978年松戸生まれ松戸育ち。
実家はラーメン屋。

大学&大学院では経済政策を専攻。
投資銀行・衆議院議員秘書を経て、現在千葉県議会議員。

※詳しい自己紹介は私のHPを見てください。

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