千葉県議会議員『松戸たかまさ』の県政レポート

千葉県議会議員「松戸たかまさ」の考える政策、議会で取り上げた政策を中心に、出来る限り分かりやすく書いていきます。

2013年10月

北総鉄道の運賃問題

松戸市や市川市を抜けて、成田空港へとつながる第三セクター「北総鉄道」。


私もこの北総鉄道に関しては、運賃の問題や鉄道本数の問題、急行電車の問題等様々な問題を取り上げてきました。


北総線の運賃に関しては、度々地域の方からも苦情を頂きます。
日本で一番運賃の高い路線などと言われたこともありました。


例えば東松戸駅から北総鉄道に乗ると、初乗りは190円。
日本橋まで30分強で到着しますが、運賃は780円。
これでも2009年11月に平均4.6%の値下げがなされているんです。
それまでは初乗りは200円でした。


4.6%の値下げにより、北総鉄道には年間6億円の減収が生じるとのことで、千葉県や沿線市がその半分に相当する3億円を補助金として支出することとなりました。
それにより、運賃値下げが実現した訳です。
しかし、この合意は2015年3月に期限を迎えます。


現在、千葉県や沿線市では補助金を支払うか否か、値下げを継続できるか否かで議論が起こっています。
北総鉄道、地域住民、行政、それぞれ様々な言い分があります。
ただ補助金がなくなれば、消費税増税分と合わせて、従来以上に運賃が上がる可能性も否定できないのが現実です。
今回の議会でも同様の議論がありました。


北総鉄道は非常に潜在能力の高い路線です。
成田空港と羽田空港を結び、新東京駅を通過する構想もあります。
地元松戸市のことを考えても、北総鉄道沿線は開発の余地が大きいのです。


補助金には当然貴重な税金が充当されます。
補助金の費用対効果を分析して、冷静に議論を続けていきたいと思います。


千葉県議会議員
みんなの党千葉県議会議員会 政調会長
松戸たかまさ

全会一致で採択!

昨日で9月議会が閉会となりました。


今回の定例議会では、私たちの会派では以下の通り意見書を提出致しました。
(1)被災者生活再建支援法施行令の改正を求める意見書
(2)海外観光客誘致のためにハラール推進を求める意見書


これらの意見書に関しては、千葉県議会において全会一致で採択されました。
意見書案が「全会一致」で「採択」されるということは、非常に難しいことです。
採択された意見書は、千葉県議会の意見として国会に提出されることになります。
千葉県の要請を国には重く受け止めていただきたいと思います。


なお、被災者生活再建支援法の問題点については、9月5日付のブログで書いた通りです。
早速、今回の定例議会にて意見書にまとめて提出したのです。


一方ハラールに関しては、私たちの会派として1年前から観光政策・経済政策の一つとして取り上げてきました。
当初、商工労働企業常任委員会でハラールを取り上げた際、質問攻めにあい、時期尚早という声も多くありました。
しばらく「ハラール」を取り上げるたびに、「またか…。」という雰囲気が漂い、失笑されたりもしました。


しかし1年経てば情勢は大きく変わるものです。


千葉県では、ハラールの研究事業が行われるようになりました。
また、今回の委員会での私の質問に対しては、今後も観光立県を目指して、ハラール事業を続けていくという非常に力強い答弁もいただきました。


2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催される以上、千葉県でもおもてなしの精神をもって、外国人観光客を誘致していく必要があります。
そういった思いが、今の千葉県の、そして県議会の動きにつながっているのだと思います。


千葉県議会議員
みんなの党千葉県議会議員会 政調会長
松戸たかまさ

避難したのはわずか0.8%

先日のブログで避難指示・避難勧告・避難準備情報の違いについて説明しました。


今回の台風26号では、千葉県内各地で避難指示、避難勧告が出されました。
避難勧告の対象者数は4万5,707人。
避難勧告よりも緊急性が高い避難指示の対象者数は3万4,930人。
避難対象者数は合計約8万人となりましたが、実際に避難したのは659人と、全体の0.8%にとどまりました。
この原因の一つに情報伝達方法が挙げられます。


1ヶ月前に発生した台風18号の際も同じような傾向でしたが、その際避難しなかった理由として「災害情報が聞こえなかった」といった回答も多かったようです。


千葉県として今後は、防災行政無線や防災ラジオのほか、広報車等様々な手段を使って周知徹底を図るとのこと。


以前、石巻市の市長に話を伺った際、次のようなことをおっしゃっていました。
「災害の被害を最小限に抑えるためには、災害情報を早く正確にあらゆる世代の方に伝えることが非常に重要である。」
この石巻市長の意見を参考に、私は今年の6月議会予算委員会で「災害発生時の情報伝達」について取り上げたのですが、今後もこの問題については継続して取り上げていきたいと思います。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

台風26号

大型の台風26号が関東地方を通過しました。
非常に大きな爪痕を残した台風26号。


まだ被害規模は確かになっていませんが、現段階で死者行方不明者も多数でており、家屋の倒壊等の被害も出ております。


千葉県内でも佐倉市・白井市・君津市・袖ケ浦市で避難指示、千葉市稲毛区・館山市・木更津市・茂原市・東金市・市原市・いすみ市等で避難勧告、流山市で避難準備情報が発せられました。


「避難準備情報」は避難の準備を呼びかけるもので拘束力は弱く、居住者に立ち退きを進め促すのが「避難勧告」であり、やや拘束力は強くなります。
そして被害の危険が切迫した時に発せられる、拘束力の強い警報が「避難指示」となります。


松戸市では避難勧告等は発せられませんでしたが、各地で冠水等が発生しました。
新松戸2丁目近辺の新坂川では越水する可能性があったため、馬橋市民センターや古ヶ崎小学校・旭町小学校・明市民センター・南部小学校の5か所が避難所として開設されました。


とにもかくにも、自然災害ではまず「自助」が重要です。
危険だと思われる場所には絶対に近寄らないという基本が重要です。
台風は関東地方を通過しましたが、いましばし用心して行動していきましょう。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

私学助成 〜「米百俵の精神」を持って〜

【20131012】私学振興

本日は「第10回千葉県私学振興大会 〜私学教育を考える集い〜」に出席しました。
千葉県内の私立学校(高校・中学校・小学校・幼稚園・専修学校等)の関係者1,700人が集まり、政治関係者も森田知事はじめ、県内の国会議員・県会議員60数名が出席する大集会です。
会場の幕張メッセ国際会議場も満員御礼でした。


私立、公立を問わず、高いレベルの教育を過度な負担をすることなく受けることが出来る環境を整えるのは、私たちの責任です。


教育は未来への投資です。
財政的に苦しい状況ですが、「米百俵の精神」で、素晴らしい人材を育てていく必要があると考えます。


なお、千葉県も財政的に厳しい中、私立学校経常費補助(高校生一人当たり)に関して、平成21年度より一貫して増やしています。
平成25年度は、全国平均328,115円に対して、千葉県は328,229円と、ようやく全国平均を上回ることができました。


千葉県議会議員
みんなの党千葉県議会議員会 政調会長
松戸たかまさ

ハラール食開発の検討会立ち上げ(千葉日報1面より)

本日の千葉日報の1面に大きく「ハラール食開発へ」という見出しが載りました。


私たちの会派では、千葉県の経済政策・観光政策の一環として「ハラール」を取り上げてきました。
私のブログでも度々取り上げている(2013年3月30日付/6月30日付ブログ)ので、そちらもご覧ください。


イスラム教には、豚肉をはじめ食べることが禁じられている食材が多々あります。
それらを取り除き、イスラム教徒の方々でも食べられるように作った食べ物を「ハラール」と呼びます。


現在、世界最大のイスラム教国であるインドネシアやマレーシアから日本を訪れる観光客が急増しています。
そういった観光客を取り込むために、イスラム法上で食べられる食べ物「ハラール」に配慮する必要があると提言してきました。


このたび千葉県では、県産農水産物を活用した「ハラール食」を開発する検討会を立ち上げることになりました。
検討会では今後11月中旬をめどに、「ハラール食」を開発し、県内の飲食店やホテルにノウハウを売り込んでいくとのことです。


当初、私が商工労働企業常任委員会にて「ハラール」の説明をした際、誰も知らないような状況であったため、説明に大変苦慮したのをはっきりと覚えております。
その後、県にはハラール検証のための予算を計上していただき、ようやくここまでたどり着きました。


今後も千葉県経済の活性化に少しでもつながるよう、様々な観点から提言をしていきたいと思います。


千葉県議会議員
みんなの党千葉県議会議員会 政調会長
松戸たかまさ
livedoor プロフィール

松戸 たかまさ

1978年松戸生まれ松戸育ち。
実家はラーメン屋。

大学&大学院では経済政策を専攻。
投資銀行・衆議院議員秘書を経て、現在千葉県議会議員。

※詳しい自己紹介は私のHPを見てください。

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