4月30日に開かれる臨時県議会の補正予算案などについて、本日執行部から説明がありました。
【千葉県に新たな臨時医療施設の開設 〜幕張メッセを検討〜】
新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が発生した場合の病床不足に備えて、千葉県では臨時の医療施設の整備を進める計画を立てました。
病床数:1,000床
対象:中等症患者を想定
開設時期:5月中旬以降
予算額:30億円
この候補地として、東京オリンピック・パラリンピックの延期で当面使用する予定がなくなった幕張メッセが想定されているようです。
また同時並行で、軽症者等の宿泊施設(ホテル等)も2,000室を目標に借り上げる計画となっています。
現在は成田市と柏市のホテルで運用を開始しています。
予算額は32億1,700万円。
医療機関では重症者の治療に専念していただき、医療崩壊を起こさせないようにするための取り組みです。
ただ、例えば軽症だった患者が中等症になった場合に、誰が、どのように搬送するのかなど、具体的な運営についてはまだ確定していない点も多く、今後早急に決めていく必要があると思います。
【千葉県の経済支援策】
(1)中小企業再建支援事業
最大支給額:30万円
支給開始時期:令和2年5月中(予定)
予算額:100億円
現段階では、オンライン若しくは郵送を想定しており、窓口での受付は行わない予定とのことです。
売上が前年と比較して50%以上減少した県内中小企業や個人事業主を想定しているようですが、新たに開業した方についての取り扱いはまだ未定のようでした。
(2)利子補給事業
県内企業の資金繰りを支援するため、実質無利子になるよう利子補給を行います。
期間は当初3年間。
利子補給の対象となる融資の上限は3,000万円です。
千葉県の感染状況や経済状況、他の自治体の取り組み状況を踏まえると、規模的にも、内容的にも足りない部分が多々あります。
臨時議会では、今回の議案に賛成する予定ではありますが、引き続き県に対して提言を続けていきたいと思います。
千葉県議会議員
松戸たかまさ