新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、家計が急変している家庭も増加しています。
家計の急変とともに、学費や交通費、給食費等、学習関連費用の捻出が困難になる家庭も増えることが予想されます。
子供たちに対して、どのような環境下でも教育の機会をしっかりと確保することは私たちの責務であり、県としても全力で学ぶ機会を確保することが重要です。
今回の一般質問でも、家計が急変した学生への県の支援について取り上げました。
県の回答は以下のとおりです。
・県としても教育費負担の軽減に努めているところである。
・今回の新型コロナウイルス感染症の影響で収入が激減し、授業料等の納付が困難となった世帯については、公立・私立ともに授業料減免制度の活用を促す。
・新たに授業料以外の教育費を助成する「奨学のための給付金」制度の支給対象に加えた。
・私立高校に対しては、授業料等の徴収の猶予などを要請しており、引き続き各種支援制度の周知徹底を図るなど、家計急変世帯へのきめ細かな支援を行っていく。
また、新型コロナウイルスの影響により、千葉県内の学校も3月から臨時休校となり、その期間は約3ヶ月と長期化してしまいました。
ようやく県内の学校も再開し、通常通りの授業に戻りつつありますが、長期に亘る休校により学習の遅れなどが懸念されています。
文部科学省はこうした事態を受けて、高校入試について「出題範囲や内容、出題方法について、特定の入学志願者が不利にならないよう、適切な工夫を講じてほしい」との通知を、都道府県教育委員会に出しています。
千葉県としても、長期間の休校による影響に配慮しつつ、子供たちが実力をしっかりと出せるような公平性の高い高校入試とするよう県教委としても取り組むべきだと考え、県に対して質問しました。
県としての回答は以下の通りです。
・入学者選抜において、スポーツや文化関係の大会の実績、生徒会、ボランティア活動等の評価を用いる場合、大会の中止等によって不利益を被らないよう配慮することについて、各高等学校及び中学校に通知した。
・学力検査の出題方針や出題範囲等については、県内の中学校の学習状況を踏まえ、検討することとしており、中学校長会や高校校長会等の意見を聞いた上で、7月中に公表する予定である。
新型コロナウイルス感染症により、教育については上記以外にも様々な影響が出ています。
教育分野については連日色々なご意見を頂いているので、引き続き県教委と協議していきたいと思います。
千葉県議会議員
