千葉県議会議員『松戸たかまさ』の県政レポート

千葉県議会議員「松戸たかまさ」の考える政策、議会で取り上げた政策を中心に、出来る限り分かりやすく書いていきます。

2020年12月

12月代表質問の概要 〜コロナ禍における居住支援について〜

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、経済的な理由で住居を失った方や失うリスクの高い方が増加しており、こうした方々への居住支援の必要性は非常に大きなものとなっています。今回の代表質問でも、県としての居住支援について取り上げました。


県からの回答は以下の通りです。


(1)住居を失う恐れのある方々などに対する経済的支援としては、原則として3ヶ月間、家賃相当額を支給する住居確保給付金がありますが、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、本年4月20日からは、離職や廃業された方に加えて、収入減により、これと同じ程度の状況に至った方についても支給対象としているところです。

(2)本年4月から10月までの県内の住居確保給付金の支給決定件数は、政令市・中核市を除いて3,049件と、前年同期の78件と比較して約39倍に増加しています。

(3)また、受給者に対しては、生活困窮者の自立相談支援機関がハローワーク等と連携して就労支援などを行なっており、今後も関係機関と連携しながら生活再建に向けた支援を行なってまいります。


以上が県からの回答ですが、この住居確保給付金の支給期間は原則として3ヶ月、最長でも9ヶ月となっており、春頃から給付を受けた方々への支援が年末年始で無くなってしまうことが懸念されていました。千葉県の担当者ともこの点についてどのように対応していくのか協議していたところ、先日、厚生労働省から住居確保給付金の支給期間を、最長9ヶ月から12ヶ月に延長するとの発表がありました。


住居関係の問題については私もたくさんの相談をいただいております。住居確保給付金の支給延長はありがたいことではありますが、決して楽観視できる状況ではありません。引き続き居住支援については県と協議していきたいと思います。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

被災者住宅支援の進捗状況

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本日は県土整備常任委員会が開催されました。


昨年の一連の台風や大雨により、千葉県は大きな被害を受けました。
特に住宅被害では、国の支援制度の対象外となる一部損壊被害が多く発生したため、千葉県では独自に支援制度を創設し、住宅復旧の支援を行なってきました。


1年近くが経過した現段階では、申請件数は22,950件(うち工事完了件数17,778件)、申請額は約25億円(予算額40億円)となっているとのこと。
この事業は今年度で終了してしまうので、復旧を更に迅速に進め、また支援漏れがないよう要請しました。


県としても、見積書がなくても仮受付を行うなど柔軟な措置を実施しながら、支援漏れがないように取り組んでいくとの回答をいただきました。


またこれまでお願いしてきた地元の案件(河川の不法投棄撤去や道路改良等)について、対応状況の説明をいただきました。
河川の水位の問題や地元との調整のために一部未解決の案件もありましたが、大半は対応していただいておりました。
引き続き地域の問題を取り上げ、改善していきたいと思います。
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千葉県議会議員
松戸たかまさ

12月代表質問の概要 〜千葉県の医療検査体制について〜

12月定例県議会の代表質問で、私達が取り上げたテーマについて報告させていただきます。


まずは新型コロナウイルス感染症に対しての千葉県の医療検査体制についてです。


(1)千葉県内の医療機関への支援
医療現場は、一年近くに及ぶ新型コロナ感染症への対応で医療従事者も疲弊し、病院経営も逼迫しています。千葉県内の病院における医業収益は、前年同月と比べて、5月の段階では12.5%の減少であったのに対して、9月は0.9%の増加になっているとのことですが、感染拡大の状況を踏まえると、依然、予断を許さない状況です。

医療機関に対する支援策の執行状況として、11月末日現在、入院患者受入協力金は、補助対象62医療機関のうち53機関に対し9億7千万円、病床確保支援補助は、補助対象56医療機関のうち32機関に対し約22億2千万円をそれぞれ交付決定したとのこと。

こうした支援が、早急に医療機関や医療従事者に行き届くよう取り組むのと同時に、県独自の追加支援策を検討するよう要請しました。


(2)県保健所への支援
千葉県の保健所は、濃厚接触者への行政検査、感染患者の健康観察、症状が急変した場合の救急搬送等、多くの業務を抱えていますが、保健師等のマンパワーには限界があります。マンパワーの増強を図ることや業務の分担を図ることを通して、効率的・効果的に業務を進める必要があります。

これまで県では、臨時職員を順次17名増員し、延べ2,200名を超える応援職員を派遣するとともに、人材派遣会社の活用により45名の職員を派遣するなど、保健所の体制強化に努めてきたとのことです。また発熱患者等の増加に備えて、発熱相談コールセンターに看護師等を配置し、これまで各保健所が担ってきた健康相談への対応を集約化することなどにより、保健所の負担軽減を図っているようです。

今後も、保健所の体制強化を図るとともに、外部委託やICT利活用等により、業務の効率化および迅速化を図るとの回答を頂いたので、引き続き感染対策の最前線である保健所機能の強化を図っていきます。


(3)検査体制の整備
インフルエンザとの同時流行に備え、地域のかかりつけ医や診療所における検査・診療体制の整備を進めており、県として1,100箇所の医療機関で検査・診療が行えるよう体制整備に取り組んでいます。

その一方で、感染疑いや濃厚接触者に対する行政検査に加え、感染者が多数発生している地域やクラスター発生地域での医療機関、高齢者施設等での一斉・定期的な検査の実施も国から求められていますが、現状ではまだ実施されていません。船橋市などのように独自に高齢者への任意検査を実施する自治体も出ており、千葉県としても検査体制の拡充を進めるよう要請しました。


千葉県議会議員
松戸たかまさ
livedoor プロフィール

松戸 たかまさ

1978年松戸生まれ松戸育ち。
実家はラーメン屋。

大学&大学院では経済政策を専攻。
投資銀行・衆議院議員秘書を経て、現在千葉県議会議員。

※詳しい自己紹介は私のHPを見てください。

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