千葉県議会議員『松戸たかまさ』の県政レポート

千葉県議会議員「松戸たかまさ」の考える政策、議会で取り上げた政策を中心に、出来る限り分かりやすく書いていきます。

2021年02月

2月議会代表質問 〜部活動における外部人材の活用について〜

文部科学省は昨年9月に、公立中学校・高等学校の休日の部活動を地域の活動として地域の団体が担うこととし、休日の部活動指導を教員が選択できる環境を整え、休日の部活動を段階的に地域に移行させていく方策を取りまとめました。
また来年度から2年かけて各都道府県で選ばれたモデル校で実践研究を行い、2023年度から休日の部活動の地域移行を段階的に導入し、全国展開を目指していくとのことです。


こうした国の動きを受けて、千葉県の部活動における外部人材の活用について取り上げました。


(質問)
部活動の外部人材の活用は、部活動の内容に精通した指導者による専門的な指導が受けられるとともに、働き方改革が叫ばれている教員の負担軽減につながることになる。部活動における外部人材の活用状況はどうか?また今後どのように取り組んでいくのか?推進するにあたり課題をどう考えているか?
(回答)
今年度は、県から市町村に配置した専門的な知識・技術を有する「部活動指導員」46名を含めて計591名が運動部で活動している。部活動指導員については、専門家の指導により生徒の意欲や技能が向上したとの声がある一方、人材の確保が難しく、費用負担をどうするかといった課題も存在する。県としては今後、各競技団体などと連携し、市町村に情報提供するなど、人材確保を進め、部活動指導員のさらなる配置を図る。


生徒にとって、また教員にとってどのような形が良いのか、引き続き千葉県と協議・検証していきたいと思います。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

2月議会代表質問 〜新技術の活用について〜

【新技術の活用について】
これまで何度も県議会で取り上げてきたテーマです。
ようやく国の方も本気で取り組む姿勢を示しているので、千葉県でも一気に進めたいと思います。
またこのテーマは、間もなく行われる千葉県知事選挙に立候補される予定の方々の得意分野でもあります。今後の進展が楽しみなテーマです。


(1)来年度におけるICTの取り組みついて
(質問)
行政のデジタル化に向けて千葉県としてどのように取り組むのか?
(回答)
来年度、「デジタル・業務改革担当部長」を新設し、デジタル化にかかる国・市町村との連携窓口や、庁内各部局の関連施策の調整機能を一元化する。また従来からある「千葉県ICT利活用戦略」については、ICT環境が大きく変化しているため、見直しを検討していく。


(2)インフラの維持管理等への新技術の活用について
(質問)
効率的かつ効果的にインフラの維持管理を進めるためにも、積極的にAIやドローン等の新技術を活用するべきではないか?
(回答)
現在、舗装の点検で路面状況の診断にAIを導入し、橋梁点検においてはドローンの活用を試行的に実施している。今後も新技術の活用については有効であると考えており、積極的に取り組む。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

2月議会代表質問 〜東日本大震災からの復旧・復興について〜

【東日本大震災からの復旧・復興について】
東日本大震災から10年が経過しようとしています。
その間、千葉県でも様々な復旧・復興のための事業を実施してきました。
今回の代表質問では、そうした取り組みの一部ですが取り上げました。


(1)災害医療体制の整備について
(質問)
様々な復旧・復興事業を推進してきたが、その中でも災害医療体制の整備強化は非常に重要だと考え、県議会でも多くの議論がなされてきた。これまでの取り組みと今後の取り組みはどうか?
(回答)
これまでの10年間で災害拠点病院を震災当時の19病院から26病院に、医療救護活動の中心となる災害派遣医療チームDMATの隊員数を122人から309人に増やした。また医療機関の耐震化率を平成22年の53.2%から76.8%まで改善させた。今後も引き続き医療救護活動にあたる医療者の養成や医療機関の耐震化率の向上等に努めていく。


(2)防災教育について
(質問)
災害時に児童生徒の命を守るため、この10年間でどのような防災教育を行なってきたのか?また今後どのような防災教育を行うのか?
(回答)
県教育委員会では、毎年度、防災教育のモデル校を指定し、防災教育調査の結果をもとにテーマを設定し、防災教育や家庭・地域と連携した合同防災訓練等を行なった。今後も災害の教訓を風化させることなく、防災教育の充実に取り組んでいく。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

2月議会代表質問 〜新型コロナウイルス感染症対策〜

2月定例県議会の代表質問で取り上げた内容及び県の回答について、ダイジェストで書きたいと思います。まずは新型コロナウイルス感染症対策についてです。


(1)ワクチン接種準備について
(質問)
予防接種については市町村の役割となっている。千葉県は先日、ワクチン接種体制整備班を設置したが、県としてどのような支援を行うのか?
(回答)
市町村が実施するワクチン接種に対して、広域的な視点から助言・調整等を行うとともに、専門的な医療相談等を受ける体制を構築する。


(2)新型コロナの後遺症について
(質問)
厚労省が公表している資料によると、患者によっては急性期症状が遷延することがあるとのこと。回復者への電話調査によると、発症から60日経過後にも、嗅覚障害(19.4%)、呼吸困難(17.5%)、倦怠感(15.9%)、咳(7.9%)、味覚障害(4.8%)があることが判明した。こうした後遺症に対して県としても対応するべきだがどうか?
(回答)
国から示される研究成果を適宜、県HPに掲載するなど、正確な情報を発信する。また後遺症に関する相談があった場合には、医療機関への受診を案内する。


(3)感染拡大に伴う児童生徒の心のケアについて
(質問)
「コロナうつ」ともいえる症状が蔓延している。千葉県としてどのような対策を実施しているのか?
(回答)
JR主要駅や市町村の生活困窮窓口などに不安解消のためのリーフレットを設置。児童生徒についてはスクールカウンセラー等の相談時間を通常の1.5倍程度に増やして対応している。令和3年度は、スクールカウンセラーを小学校11校増の174校、全中学校、高等学校4校増の89校に設置し、教育相談体制を充実させる。


この他にも医療提供体制など聞きましたが、日々刻々と状況が変わる中で、議会という場では明確な答弁は難しかったと思います。皆様からいただく要望等については、引き続き担当者に対して直接伝えさせていただきたいと思います。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

2月議会代表質問

本日より千葉県議会2月議会の代表質問がスタートしました。
今回、取り上げたテーマは以下の通りです。


(1)新型コロナウイルス感染症対策について
・地域の医療提供体制整備
・ワクチン接種準備
・心の健康問題

(2)高病原性鳥インフルエンザについて

(3)東日本大震災からの復旧・復興について
・災害発生からの10年間における復旧復興の取り組み
・災害医療体制の整備
・防災教育

(4)ICT、AI等新技術の活用について
・千葉県における新技術導入に向けての新たな体制構築
・ICT利活用戦略の改定
・新技術を活用したインフラの維持管理

(5)環境問題について
・気候変動への適応
・自動車環境対策

(6)教育問題について
・教職員の働き方改革
・部活動における外部人材の活用


今回の県議会は上記の通り、新型コロナウイルス感染症対策、デジタル化推進、来年度予算案など多岐にわたるテーマを議論することとなっています。
3月2日の閉会日まで全力で取り組んで参ります。


また今回の定例県議会で森田健作知事が勇退する意向を表明しています。
そのため閉会後には新人候補者同士の千葉県知事選挙がスタートします。
知事選挙といっても、現在の状況を踏まえれば積極的に活動するのは難しいと思いますが、各候補予定者がどのような千葉県にしようとしているのか、一人でも多くの方に発信して欲しいですね。

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千葉県議会議員
松戸たかまさ
livedoor プロフィール

松戸 たかまさ

1978年松戸生まれ松戸育ち。
実家はラーメン屋。

大学&大学院では経済政策を専攻。
投資銀行・衆議院議員秘書を経て、現在千葉県議会議員。

※詳しい自己紹介は私のHPを見てください。

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