今回のブログでは、県議会で毎回のように取り上げており、今回の12月議会でも取り上げた「動物愛護」について書きたいと思います。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により在宅ワークの機会が増える中、ペットを飼う方が増加傾向にあり、「ペットブーム」と言われるような状況になっています。
しかしその一方で、ペットを飼ってはみたものの世話をすることが予想以上に大変だということで、購入後に飼育放棄をする事例が後をたちません。
加えて、県が収容した犬・猫に新たな飼い主をみつけるといった従来の活動が、コロナ禍で難しくなっています。
ペット市場が加熱する中で、保護した犬・猫の譲渡活動や啓発に支障が出ることは、動物の殺処分数の増加につながりかねません。
県としても工夫を凝らしながらこれまで以上に、動物の殺処分を増やさないよう取り組む必要があると考えます。
特に殺処分数の多い猫については、地域猫活動が重要な取り組みとなっています。
野良猫については庭・ゴミ荒らしや糞尿、鳴き声などが問題となっていますが、そうした地域の課題を解決するのと同時に、動物愛護を進める重要な取り組みである地域猫活動については、県としてもより一層の支援を行うべきだと要請しました。
県からの回答は以下の通りです。
・新型コロナの感染拡大に伴い譲渡会等の集合形式での事業は中止した一方で、インターネット形式の事業にうまく移行できたこと、また登録ボランティアの協力を得ることで譲渡が継続できたことにより、殺処分数はコロナ禍前と同様に減らすことができた。
・地域猫活動の重要性は認識しており、令和元年度からスタートした地域猫活動を始める自治体への助成事業については今後も継続して取り組んでいく。
県からの回答を受けて、地域猫活動への支援事業の拡充と、改正動物愛護法(適正飼育のための規制強化等)の普及啓発を通して、人と動物の共生社会をより一層推進していただくよう要請しました。
動物愛護に関する取り組みは、本当に多くの方からご意見をいただいています。
引き続き、様々な観点からご意見をいただきながら、取り組んでいきたいと思います。
千葉県議会議員
松戸たかまさ